樹氷と地球温暖化と食害

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Posted by hanakyokai | Posted in 未分類 | Posted on 31-01-2019

事務局長の中村です。

寒い日々が続きますがもうすぐ立春ですね。三鷹市内では、ボランティアの皆さんがお世話する花や草木が春の開花に向けて頑張っていますが、私は山形県と宮城県に出かけ厳しい環境で生育している「蔵王の樹氷」を見学してきましたので、ご紹介します。

はじめに、樹氷が出来る環境は?

1 過冷却水滴(摂氏零度以下でもなお凍結しない状態)と雪が常に一定方向の強風で運ばれる。

2 「アオモリトドマツ」などの常緑針葉樹が自生している。

3 樹木が埋没しない程度の適量な積雪。

詳しくは、山形市観光協会のHPに紹介されています。
http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/zao/jyuhyo/

「樹氷」について調べていたら、気になる記事を2つ見つけました。

[産経ニュースより引用]
地球温暖化による気温上昇に伴い、山形・蔵王のアイスモンスター(樹氷)が減少している。山形大学理学部の柳沢文孝教授(地球化学)が日本国内にある樹氷の変遷地図を作成、樹氷を通して地球環境の過去を探れるだけでなく、未来を見通す環境指針といえ、柳沢教授は「気温が2度上がれば、蔵王の樹氷も消滅しかねない」と警鐘を鳴らす。

[山形新聞より引用]
山形市蔵王温泉の地蔵山頂付近で、樹氷をつくるアオモリトドマツが害虫に食べられ、枯れる被害が拡大している。山形森林管理署によると、枯死の原因となっているのはトドマツノキクイムシ。木の内部に入り、枯れるまで食い尽くすため、樹木が再生することはないという。被害は2016年6月から確認されている。同管理署などは現地に種をまいたり、下草を刈って稚樹の成長を促したりしているが、厳しい環境下で若木が育つか不透明な部分もあり、手探り状態が続いている。今後は標高1300~1400メートル地点のアオモリトドマツの自生苗を採取し、同1600メートル付近の保護地区外に移植する植栽試験を新たに行い、生育状況を調べることを決めた。食害対策については若木の移植等の対策が講じられているようです。

ツアーガイドさんの話では、年100回のツアーで晴天は1割程度だそうです。1時間近く雪上車に揺られ到着した樹氷原の標高は約1600メートル。強風で気温はマイナス6度。「樹氷見学」よりは「地吹雪体験」といった状況でしたが、改めて地球温暖化と食害について考える体験でした。

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