市役所の雑木林と駐車場の間のジンチョウゲの花が開き始めています。
秋のキンモクセイとともに、香りの強い花を咲かせる樹木の代表ですね。
寒い冬を乗り越え、日が長くなり、気温もすこしずつ上がってくる頃に咲くジンチョウゲの香りは春を告げる香りです。
ちなみにジンチョウゲには雄木と雌木があり、日本で植えられているのは雄木ばかりといわれ(花が両性花なので見分けがつきにくい)、実がほとんどなりません。
ジンチョウゲ(枕丁花)の名前は、花の香りが良いことから香料の「沈香」、「丁字」からついたそうです。
ちょうどいま、あちこちで梅の花が咲いていますが、こちらもとても良い香りがします。奈良時代には中国から伝来したばかりの梅の花見が貴族の間でさかんにおこなわれ、平安時代に桜へと主役がかわったそうです。
まだ、朝晩は冷えますが、そろそろ外へお花見に出かけたくなる季節ですね。